累(かさね)
「累」観ました!!
漫画読んでないので、全くネタ知らない状態で行きました。
土屋太鳳さんは、システマの呼吸法を寝る前にやってるらしく、システマーなら誰もが注目している存在。
「累」って僕は映画化されてからはじめて知ったんですけど、結構有名な漫画なんですかね??
映画終わった瞬間に「漫画の方が面白かったよ。」とかほざいてる奴がいて、誰もお前の意見なんて聞いてないんだよ!と強く思いました。映画の感想は映画館出てからにしてください。お願いします。笑
まあ、他の人の感想を聞かないために僕はエンドクレジット終わり次第、速攻でイヤホンつけて音楽流すんですけど、今回は間に合わず。やっぱり日曜の昼になんて映画館行くもんじゃあないなぁと思いました。
まあ正直そんなしょうもない感想は原作ファンならどうしても言ってしまいそうなもので、気持ちはわからんでもないし、だからあんまり漫画の映画化は観に行かれない派です。でもそうしないとお金出ないみたいで、頑張れって思ってます。
「ダークナイト」くらいの作品に期待です。
「累」。顔が不細工(多分設定では)な上にジョーカーっぽい傷があって、化物扱いされるている演劇が得意な子と、美人だけど演技が下手な女優が、ある口紅を塗ってキスをすると顔が入れ替る話。
土屋太鳳さんも芳根京子さんも難しい一人二役をとても上手に演じていて、すごいなと思いました。特に土屋太鳳さんの舞台の上で踊るシーンや最後のシーンの迫力はとても引き込まれました。
ところどころSっぽいところや、芳根京子さんとのキスシーンもとても良かったです。 関ジャニの子とのキスシーンとかいらないから、もっと二人でイチャついてるとこ見たかったなぁとおじさんは思いました丸
化物扱いされていた方の子が、美人の顔を手に入れることで自信を持っていき、劣等感からの優越感への変化、そして愛憎の変化が観てて、とても面白かったです。最後の戦いまでのテンポが上がっていく感じなんて凄く見応えがありました。
こういう力の関係性とか善悪の関係性の逆転っていうのは僕はめちゃめちゃ好きなんですよね。
1番分かりやすいシーンだと、拷問のシーン。「カジノロワイヤル」もしくは「ダークナイト」が1番イメージしやすいかと思います。
拷問っていう絶対的な力関係が生まれるはずのものの中で、少しずつ力関係が逆転していく。
なんで好きなのかはわからないけどめちゃめちゃいい。
単純な数字で測れるような領域からの逸脱とか、超越者的なものへの憧れみたいなのがあるんですかねぇ。
ダークナイトのジョーカーなんて完全に人間としては撮ってないんで、そういう部分はあるかもしれませんね。単純にジョーカーが好きっていうのもあるけど。もちろんヒースレジャーのジョーカー。来年公開の「ザ・ジョーカー」はどうなるかなぁと不安と期待が入り混じる。ってか全然日本に情報入ってきてないけど大丈夫か。公開。
あー。ちなみに「累」でもジョーカーが1人います。意識して書いてるかは分からないけども。こいつジョーカーじゃね?ってのがいます。ジョーカーの裏設定というか、ジョーカーのモデルが分からないと分からないかもしれない。これはまた別で話しましょう。
そういえばアメコミは原作ファンってのはあんまりいないんですかね。ダークナイトとかみたいに原作とはあんまり関係ない部分まで飛ばしていくっていうのは、全然あり??
なんか漫画の映画化って原作ファンにどうしても気を使うし、でも漫画で表現できない部分を逆に描いたりもできるし。設定壊したくなるところもあるだろうし。
芸術は忖度とか妥協とかするとつまんなくなったりするから、好きにしてもいいっちゃいいと思うけど。まあ難しいところですな。
日本は人口も少ない上にあんまりみんな映画観ないし。韓国人くらいみんなが映画観れば、いい映画もできるし、映画館も安くなるだろうし、win-winだと思うけど。難しいだろうなぁ。
「累」のもう一つの見どころは愛憎劇ですね。土屋太鳳さんと芳根京子さんの。劇中の名前忘れちゃった。1人はもちろん累だから覚えてるんだけども。
秘密の共有があるからなのか、お互いにいがみ合っているけど、どこか深いところで繋がってく感じ。一種の恋であり、愛であり。同性の愛って難しいなと。これは「ブロークバック・マウンテン」観たりしても思ってたんだけど。男同士なら殴り合ったり、酒飲んで踊ったりもできるけど。女性同士だとどうなるんだろう。「キャロル」は抑圧されすぎてるし、「オーシャンズ8」は大人すぎるし。語り合うだけで十分っていうところもあるらしいけど。そういう意味では「君の名前で僕を呼んで」は抑圧なくて、とても清々しい。
「ブロークバック・マウンテン」は完全に恋人までいってるからこその難しさだし、今回のはお互いに愛を認めないからこその難しさ。
もちろん「ブロークバック・マウンテン」も「累」もそれ以外の要素がしっかりしてるからこその傑作なわけなんだけどね。
僕は結構L推しなので、しょうもない男出すくらいなら、女性同士のやってくれたらって思う派です。でも日本の芸能人でLGBT(最近はQがつくらしい)ですって公言してる人もいないいし。なんか遅れてるなぁって思ったりもする。
なんか「累」のおかげで吐き出したかったところ結構出せてよかった。「ブロークバック・マウンテン」はもっと話したい部分があるから、多分もう一回書くけど。
「累」。システマーなら観るべき一作かと。笑
おススメです。
夏の終わりに
夏の終わり。
本当にこのまま秋になるんだろうか、秋が短いと冬を越すための脂肪やらを蓄える時期が短くて不安である。
特に今年も夏らしいことはせずに、暑いだけのシーズンを過ごした。悔しいから1人で線香花火でもやろうかと思ってるけど、今って花火どこで買うんだろうか。謎である。やってる子供も見てないし。
夏らしいことはしてないけど、それなりに恋はした。
考えると居ても立っても居られなくなり、深く知りたいと思い、周りから情報を集め、色んな表情が見たいと心待ちにする。これが恋でないなら一体なんなのか。
愛なのか。
まあ、映画の話っていうしょうもないオチではあるが。
恋はしてないけど、この前見た男性がドレスを着て、女性がジャケットっていう、逆バージョンの結婚式を見た時のインスピレーション。神父さんの前でキスする前に「call me by your name, I’ll call you mine」って言って、お互い呼びあった後にキス。その瞬間、natural womanを流すっていうところまで考えたので、誰かやってくれませんかね。
お前がやれって?
まあコレばっかりは相手がいないとどうしようもないんでね。
出オチのインパクトからしっかり意味合いを持たせて行くっていうのは結構ウケると思うんですけどね。
夏らしいことは特に何もやってないけど、ダニールのセミナーから始まり、モスクワに行って、帰ってからブロークバック・マウンテンを観るっていう、結構充実した夏は過ごせたなあという感じ。
実際モスクワ行きはかなり悩んでいて、アプライド習うのは結構お金もかかるし、とか色々と不安もあって、メールも帰ってこなかったので諦めかけてたんだけど、ダニールのセミナーの次の日にやったダニールのマッサージのワークのインパクトが大きくて、やっぱり行っとくかと決意した次第。
正直システマって去年のインターナショナルセミナーもなんとなく行ったし、合宿も他に大事めな予定がある中での参加だったけど、とりあえず行ってみて損することはなくて、プラスしかないんだよね。行かなきゃ良かったっていうのはなんかない。なぜかいつも。
なんかデレてみたけど、最近は結構感謝する部分が強くて、帰ってからのアプライドの練習とか、超細々とやってくしかないかなと思ってたら、先人達が知恵を貸してくれるだけでなく、練習の場も設けてくれるっていう。。。
恵まれすぎていやしないか。。。。
なんか今まで人生でこういうことがなかったから、どう感謝していいか分からない。
特にアシスタントとしてやる時は、本来インストラクターのを受ける目的で来てるわけで、そこでやらせてもらうのはかなり責任が強く、緊張したりもするけど、色々な人に触れられる機会があるのはあまりにも有難い。
そうした人達に少しでも満足してもらえるように、スティックに慣れてないなどと言い訳しなくていいように、努力せなあかん。これで強くならなくては、上手くならなくては嘘である。し、それが何よりの恩返しになろう。と思う。
来年モスクワに行った時にアレクセイをビビらせられるくらいになっていたいものである。
と、本当はブロークバック・マウンテンのことも書こうと思っていたけど、満足してしまったので、とりあえずこれから頑張りますっていう決意だけ置いて、また次からは映画の話をしたいと思う。笑
僕は努力を他人に見せたくない派なんでね。
温かく見守ってくださいまし。
男に生まれて助かってる部分
スターウォーズのエピソード1から6まで観終わりました。3.5と7、8は最近観たからとりあえず今は観ません。7はNYで観たから、字幕付きでもう一回観た方がいい気もするけど、まあ置いておこうと思う。
そういえば、7でハリソンフォードが出てきたときに、劇場で拍手が起こったのはとても良かった。まず日本ではない一体感がとても心地良かった。
スターウォーズは4から観てる人が多いと思うけど、スターウォーズを1から観てみるとスターウォーズっていうのは、アナキンの話なんじゃないかと思ってしまう。
1から3はアナキンがダースベイダーになるまでの話だから、もちろんアナキンの話なんではあるが、4から6も観てて誰が主人公なのか分からなくなる。存在感だけなら当然ダースベイダーが1番あるし。ルークが通ってきた道っていうのは大体アナキンが通ってきた道なんだよな。もちろん4から6までが先にあるから、ストーリーとしてはルークの通った道をアナキンが通ったという見方もできるかもしれないが。Many of the truths we cling to depend greatly on our own point of view.
ダースベイダー。あの曲も含めての存在感はあまりにも圧倒的。何で観たかは覚えてないけど、3.5の監督がダースベイダーの存在感が強すぎて、どこで使ったらいいかを凄く考えさせられたっていうのもよくわかる。7からはダースベイダーがいないから、なんだかんだの不在感はある気がするものな。
ちょうどワイルドスピードでポールウォーカーがいないように。
ただキャリーフィッシャーは7、8の方が綺麗だった気がする。8からはハリソンフォード、9からはルークもレイヤ姫もいないって考えると大丈夫かなって思ってしまう。時代が変わるっていうのはそういうことなのかもしれないが。The fear of loss is the path to the dark side. ということなのだろう。でも失うことはやっぱ怖い。
ーここで町山さんのラジオ(YouTube)を聞くー
そーかー。ルークは悲劇の主人公であり、スターウォーズはジョージ・ルーカスの話なのかぁ。ということはルークはアナキンであり、アナキンはルークっていうことか。蛙の子は蛙というか、この血縁関係のどろっとした感じはなんか分からなくはないな。
7からはディズニーになるから、似た要素はあれど、やっぱりジョージ・ルーカスっぽい感じからは離れていくんだろうな。
なんかレディ・プレイヤー1にジョージ・ルーカス成分を感じ始める。もちろん直接的にではないけれども。
7からは女性が主人公になってるし、やっぱりこれはジョージ・ルーカスから離れたっていうことの1つではあるんだろうな。
ハリウッドはやっぱりフェミニスト運動を顕著にやるようになってる気がする。オーシャンズ8然り、インクレディブルファミリー然り。
オーシャンズ8はオーシャンズ11の時みたいな、超どんでん返しっていうのはないんだけど、まあ最高ですよね。
サンドラ・ブロックがケイト・ブランシェットにアーンするシーンがあるんだけど、それだけで100点。サンドラ・ブロックとケイト・ブランシェットかっこよすぎるんだよね。ずるいわ。
今までのオーシャンズは男メインで、特にジョージ・クルーニーはちょいワルおやじだから、ちょっとマヌケっていうか、ダメなやつ感がある。そこがいいし、超かっこいいけど。
でも今回のオーシャンズはいい女の話だから、あんまり隙がない。8人が8人そうではないし、そこもキャラクターがあって面白いところなんだけど。
それにしても、女優じゃあないリアーナが映画の中であれだけの存在感を放てるのはやっぱりすごいなと思う。あんなに歌も上手いのになぁ。生で歌聴いたら死んじゃいそうだよね。あの歌声。怖い。もはや。
改めて考えてみると、薄々気づいてはいたけど、僕はいい女とダメな男が好きなようで。。。。
ホント女に生まれてたら、ダメな男に捕まってたろうなってつくづく思う。男に生まれて一安心。
ダメなやつっていうか、ちょっと変な人は性別に関わらず好きになりがちだけどね。
フェミニンな映画が多くなったのは、社会的な問題からなんだろうけど、観てて楽しいし、色んな映画があっていいなぁって思う。
まあでもゴッドファーザーはいい映画だよ。すごい好きだし。うん。こっちはフェミニン関係ないか。
夏はヒーロー映画
久しぶりになんの予定もない日曜日の休み。
午前中は家で映画でも観ようかとか色々考えていたんだけれども、結局何をする気にもならず軽いトレーニングをしながら、ボケーとしていたらいつのまにか朝ごはんを食べることもなく12時を過ぎたので、家を出た。トレーニングだって、システマのDVDでも流しながらやろうと思っていたのに、DVDを用意する気にもならず、だらだらとやった。
日曜日っていうのは皆何をしてるんだろうか。みんな休みだから、一緒に出かける人が多いのか。独り身で、平日休みが多いと、こんなに人がいる中出かける気にもならず、予定を立てる気にもならない。コーヒー飲んだらもう一回本屋寄って帰ろう。そうしよう。
ってか、来週はシステマもお休みか何したらいいんだろうか。はて。
昨日は観たかった「僕のヒーローアカデミア」、「インクレディブルファミリー」の2本を観た。どっちもヒーロー映画で似てる部分もあったけど、そもそものテーマが違うので、飽きることなく楽しめた。
まずは「僕のヒーローアカデミア」から。
どうやらヒロアカって略すらしい。ヒロアカはもともとが漫画なので、マンガのストーリーの1つとして、観ておきたいと思って行ったんだけれども、一本の映画としてとても満足できた。少なくとも、下半期今のところNo. 1。思い入れが強いせいなのか、何回かポロッと涙がこぼれそうになってしまった。正直、今年のNo.2でも良いんではないかと思ってしまうくらいでもあった。
今年のNo. 1は11月公開の「ヴェノム」。観てもいないのにNo. 1確定させてしまうくらいハードルあげているけど、マーベル・ダークユニバースとトム・ハーディなら大丈夫だろうと信じてる。ダークユニバースとして出すらしいので、スパイダーマンとの重なりはないらしい。ちょっと残念でもあるけど、まあしょうがない。今新しい悪役出すわけにもいかないだろうし。出てくるトレイラーが観たさを増長してくる。11月まで待てずに、新しいTシャツを頼んでしまった。早く届いて欲しい。
ヒロアカの話をしよう。ストーリー的には夏休み入ってすぐなので、多分6巻とか7巻の後なんじゃあないかと思う。合宿の前かな。話は夏休み入ってすぐに、オールマイトが昔の親友に会いに行った島(リゾート地)で、デク含む(当たり前)同級生がたまたまプレオープンで揃い、みんなで遊んでいたところヴィランの襲撃に遭うっていうのが、大まかなところ。
ヒロアカ自体がデク少年の成長の物語であると同時に、継承の話でもある。今回の映画では特に継承がトピックだったように思う。当たり前の話ではあるが、人は老い、そして死ぬ。だから遺伝子にしろ、知恵にしろ、力にしろそれを継承する必要がある。
そこで必要以上に失うことを恐れると、アナキンのようにダークサイドに堕ちる。”Fear of loss is the path to the dark side.” なわけである。
「ハン・ソロ」を観たので、エピソード1から3までをとりあえず観た。続きも観る予定ではある。IMDb では評価がやけに低いし、僕としても2、3は1の頃の可愛いアナキンがこんな風になるわけないだろと思ってしまい否定的ではあったが、まあ面白かった。そもそも2005年公開で、今から13年も前と考えれば、ろくに物も知らんガキンチョが今の自分(今でもガキンチョだけど)と同じ視点で観られるはずもないわけではあるが。
4から6がヒットしすぎて、ファンの方々が望むものを見せられなかった、思ってたのと違ったという意味では評価が低いのはしょうがないのかもしれない。僕としては、結末が決まってる難しさの中で、3作品であそこまで持っていくのはやっぱりすごいなと思う。正直僕はエピソード1.5を作って少年期のアナキンの修行の日々を描いて欲しいという欲もある。観たい。3.5もいいけど。1.5もやろうよルーカス。
愛しのアナキン。失うことを恐れるあまり、失わないための強大な力を求める、力を手に入れることが目的になってしまい、力への欲求が結果として愛を失わせる。あまりに哀しい。支えてくれる人も周りにはいたのに。
目標のすり替えというのは起こりやすいもので、目標のための努力が、努力のための目標になったり、努力のための努力、練習のための練習になってしまうことがよくある。
ただここで難しいのが、目標のための道筋を決めたがために、遊びの部分が失われやすいというのも事実のように思う。回り道も1つの道なわけである。遊びの部分がないと幅がなくなり、幅がなくなるとつまらなくなる。成果主義にせよなんにせよ、損得勘定でしかものを考えられなくなったら、面白さとかカッコよさがどんどん削られていくわけである。多分結果として損をするし、成果も出ないんじゃあないかな。
「できるけどやらないのと、できないからやらないでは大きく異なる」わけである。
実はエピソード3でもホロリしかけた。最近涙脆いんじゃあないかと心配になる。エピソード3までの悲しみをルーク、ハンソロが救ってくれることを祈る。
ん、レイヤ姫も出るって。ナタリーポートマンから、レイヤ姫が産まれるもんかねとか言ったら、ダメ、絶対!
ナタリーポートマンは綺麗すぎるし、衣装替えすぎ。
ナタリーポートマンの影武者とかすぐにバレそうだよね。
ヒロアカの話してたんだっけか。正直マンガ読んでなかったり、アニメも見てない、前情報ない人が観たらどうかっていうのは分からない。ただ、マンガ読んでて、でも映画館に行くのはなぁなんて考えてる人(昔の僕)がいたら、そういう人は絶対観るべきだと思う。当たり前なのかもだけど、ちょいちょいマンガの中に出てくるネタを映画で入れてみました。みたいなのもあるから、前情報あったほうがいいかもなぁ。6巻くらいならすぐでしょ。なにもこち亀全巻って言ってるわけじゃあないんだからさ。
デクが口が悪くなるタイミングとかも大事だし。それが分かるのは10巻とかだけど。うーん。でも観てから読み始めるっていう手もあるし。
インクレディブルファミリーの話もしようと思ってたけど、今回はここまでにしよう。
なにはともあれ夏はヒーロー映画!
みんなで Let’s plus ultra!
僕のヒーローアカデミアの映画が観たい
自分にとってのヒーローは誰にでもいるものだろうか。ヒーローと言っても、ヒーロー映画に出てくるような、ヴィランと戦うヒーローである必要は必ずしもない。「ダークナイトライジング」でバットマンが「A hero can be anyone.」と言ったように誰でもなり得るヒーロー。(この時のバットマンのセリフはかなりいいので、ぜひ映画を観て確認して頂きたい。僕の好きなセリフ、トップ10に入るかもしれない。)
僕にとっては初代の「スパイダーマン」(トビーマグワイアの)。伴うが読めないくらいの子供時代に観てカッコいいなぁと思い、あの名言は今でも心に刻まれている。去年久しぶりに観たらちょっと親近感の湧く感じになっていた。
「僕のヒーローアカデミア」はそんなヒーローに憧れてしまった無個性の男の子の話。「個性」という名の超能力を人類の8割が持つ世界で無個性として生まれた男の子のデク(ニックネーム)。その子があることをキッカケにNo. 1ヒーローから個性を譲渡され、ヒーローへの道を進んで行く話。
正直買う前はそこまで期待してなかったけど、買い始めたら3日で全部、買い読み終えてしまった。アニメ化され映画化されるくらいの人気がある理由がわかる。現代的なダイバーシティも存分に含み(個性っていうくらいだし)、成長の物語でもあり、ヴィランとの戦闘もある。ちゃんと学校の要素もあり、ハマりそうな掛け声もある。そりゃウケるよね。
多様性の話だと、少し「暗殺教室」にもかぶる。「暗殺教室」は先生だけ化け物でそのほかは落ちこぼれのただの中学生だけれども。そう考えると、特殊能力なしでよく書けたなって感じではある。みんな個性(超パワーではない)は強くある。超パワーではないってカッコ書きしたけど、超能力でなくても個性は超パワーなのかもしれないなぁ。と思わされるよな漫画達。
この漫画の好きなところはどんな個性も使いようってことを分かりやすく描いてくれるし、フィジカルの大事さも描いてくれてる(脳筋)。そもそも元No. 1ヒーローがただのフィジカルモンスター。Mr.インクレディブルのお父さんみたいな感じ。(映画楽しみ)
デクもその個性を継承してるから、個性を使うとフィジカルがアップするっていうだけのもの。継承されたばかりなので、力を使いこなせない。100%だと使った部分(パンチなら腕)がひどく壊れる。普通の漫画だと完治するけど、この漫画だと怪我は怪我として扱われる(ここもストーリーに良い影響を与えてる)。もちろん治癒能力持ちもいるにはいるが。いつもすぐに大怪我を負うわけにもいかないので、途中で一部だけ使って自分まで壊すんじゃなくて、全身をフィジカルアップさせる方法を思いつく(フルカウル)。
ここで色々とこの前のダニールセミナーに繋がる。この前のネイティブとセカンドの話っていうのは、もろに「ヒーローアカデミア」からで、漫画だと4歳くらいでみんな個性発動するので、デク以外は自分の一部として個性を自然に使える(ネイティブ)。ただデクは力を継承したばかりなので(セカンド)、どうしても「使う」意識になってしまう。そこをフルカウルで自然な感覚にしようとするわけだが、これって要は身体の構造を作っちゃうってことだよな。と。
システマだと4大原則がまずあって、テンションが入らない身体にする。もしくは入ってきても全身に散らせるようにする。(入らない身体と別なのかはまだ謎、自分は後者がギリわかるレベル)
月曜だかに復習やった時に、全身から散らしながらだと一部分にテンション溜まらないから、このままコントロールすればいいんじゃあないかと気づいたわけだが。。。自分の身体を整えながら、相手をコントロールするってめっちゃむずい。ていうかずっとはムリ。となると自分の身体の構造を作っとくしかない。で、アメンボや壁、スタティックの大事さに繋がる。
無意識の意識化から意識の無意識化の段階に辿り着いたわけである。まあ、練習は全部そうっちゃ、そうなわけだが。
ネイティブとセカンドの話を思いついてから、野村克也監督のことを思い出す。高校か大学時代にスポーツ問わず監督の考え方を色々と漁ってた。その時にノムさんの本に会ったのだが(ていうかノムさんが最初だろうか?)、ノムさんは超努力な人。はたから見れば超一流な成績を残してはいるのだが、プロの世界の天才(ニアイコールネイティブ)には普通にやっても敵わないと気づき、超二流になる努力をする。そうした努力(努力の方法等は本などを参照ください)を自分がしてきたから、天才には分からない努力の仕方、上手くなり方を知ることができた。そのことが監督としての成功繋がり、野村再生工場とまで呼ばれるようになったわけである。
まあ天才やネイティブには憧れてしまうものではあるが、セカンドだから気づけるものもあるし、「ヒーローアカデミア」では、セカンドを自分で勝ち取ったものとして捉えていて、そういう考え方もあるのかと思った。
ネイティブでもセカンドでも所詮1つの個性でしかないので、それをどう育て生かすのかが大事ってことなのかな。
ところで、システマのワークは広大なので、個性がよく見えて面白い。ワークの中だけに限った話でもないけど。特にインストラクターはそれぞれの個性が見えやすいので、それも1つシステマの面白いところだなぁと思ってみたりもする。
みんな違ってみんないいっていう結論になりそうだけど、それはしたくないので
力isパワーという結論にしておこうと思う(謎)
プルスウルトラ!!
ネイティブとセカンド
東京喰種が終わってしまった。ついに。。
もっとも結末を読みたいと同時に読みたくないと思わせてくれた、最高の漫画の1つである。悲しい。けど、やっぱり最後もとても良い終わり方をして、(伏線の回収もたくさんあったろうに)満足させて頂いた。このような漫画に会えてとても良かった。
話としては、人間と、人間を食べる喰種(グール)がいる世界で、主人公の金木君が事故に会い、グールの臓器を移植されたことから、半分グールになってしまう。グールは人間の食べ物を食べられないので、金木君もグールの世界に落ちていくが、人間としてのアイデンティティも捨て切れず、グールにはグールの世界があることにも気づいていきながら、その葛藤の中でもがき苦しんでいく話。
もがき苦しんでいく話。。。
我ながらもっといい表現はないのかと思うけど、美少年が、もがきながら闇に落ちていくのを見るのはとても好き。映画だと松坂桃李君がユリゴコロや孤狼の血で、そういう部分を見せてくれてとてもありがたかった。
冗談はさておき。
最近は(ってこともないかもしれないが)力を突然与えられる。もしくは突然目覚める系が多いような気がする。
ようはネイティブとしての力ではなく、セカンドランゲージ(ランゲージではないかもしれんが)としての力。
東京喰種もそうだし、僕のヒーローアカデミアなんてのはもろにそう。ジョジョの一部での波紋もそうだし。承太郎はなんか最初から使えちゃうからなー。ちょいと違うかもしれん。ワンピースもそうっちゃそうかな。
力を手に入れてから使いこなすまでの話っていう意味では、ワンピースとかは微妙に違う気がする。承太郎なんか使える前提だし。
結構分類は難しいかもしれない。悟空とかはまだいいけど(最初から尻尾あるし)、ブリーチとか幽遊白書とかみたいに最後に実は親父は能力者でしたー。みたいなのもあるし。
逆にアナキン(今エピソード1観てます)とかハン・ソロとかは昔からパイロットとして生かされていたから、操縦は自然にできる。アナキン坊やのレースはネイティブ感が凄い。レース中の修理する感じとか、自然そのものだものね。あのレースまでと母親との別れまでのくだりだけで、8点台の評価あげられると思うんだけど、やけにみんな評価辛いなーと思う。
ネイティブとセカンドの違いって自然にできるか、使おうとして使うかってところが大きいんだと思う。自分だと英語を喋る時なんて、やっぱり使うっていう意識にならざるを得ない。聞くのはよく聞いてるからまだいいにしても、喋る機会は最近全然ないし、もともと日本語でもあんまり話さないから、余計に喋らない。からやっぱり苦手意識強い。発音も滑舌も良くないし。
システマネイティブのダニールがこの前まで東京にいたわけだけど、やっぱり差は大きいなと感じた(当たり前だけども)。どうしても自分はシステマを使う(システマを使うっていうのがそもそも不自然だけども)意識になっている。ダニールとしてはそれが自然の状態。自然だからこその強さがある。英語で夢を見るくらいの自然さが欲しい。
システマは身に付けるものじゃなくて、もともとあるものを使うっていうのが、救いといえば救い。
そういえば2代目ってことでいうと、ダニールってちょっとジョセフっぽいよな。と思ったり。
ミカエルがジョナサンっぽいかは分からない。ジョースター家は短命だから、比較のしようもない。でもジョセフは結構長生きだよな。
ネイティブとセカンドの話に気づいたのは、「僕のヒーローアカデミア」の影響が大きい。それにしても、タイトル長いな。みんななんて呼んでるんだろう。そういえば、8月3日に「ヒーローアカデミア」の映画が公開される。
7月はあんまり観たい映画なかったんだけど、8月は「Mr.インクレディブル」もあるし、「オーシャンズ8」もある。「アントマン」もあってまた楽しみ。
これから「Battle of the Sexes」観るので1回終わります。この後ちょっと「ヒーローアカデミア」の話したいのです。セミナーの振り返りは消化中のため、当分できなさそうです。
ハン・ソロ
「ハン・ソロ」を観ました。
もともと、あんまりスターウォーズって観ないんだけど(一応全部見たことはあるはず)、一応最近のは教養として観てます。
「ハン・ソロ」はその名の通りハン・ソロの話でエピソード4に至るまでっていうか、その前のハン・ソロの話。エピソード4をいつ観たのかすら覚えてないので、話もろくに覚えていないわけはあるが、サイコロみたいな、正六面体のアクセサリーっていうのは、そっちにも出てくるんだろうか。そうだとしたらすごい伏線の回収の仕方するよね。アベンジャーズみたい。でも、ああいうアクセサリーっていうのはいいよね。僕は身に付けるものが基本あんまり好きじゃあないので、つけないけど。
「ハン・ソロ」はあえてなのかスターウォーズらしさみたいなのは少ない。スターウォーズらしさをライトセーバーとフォースに見てるからなんではあるが、あんまり関係なく観ても面白い。むしろスターウォーズファンからすると、あんまり気に入らないっていう意見もあるよう。それが理由だからかはわからないけれど。
ちなみにどれくらいにわかかっていうと、エピソード1が好きっていうくらい。(ファンの間ではあんまり人気ないらしい、IMDbでも評価1番低いし) 単純に子供が好きだから、アナキンが可愛いし、オビワン(ユアン・マクレガー)がカッコいい。なんか記憶に残ってるし。
この前買って読んだ「木根さんの1人でキネマ」っていう漫画で、スターウォーズはどれから観るのが正解か議論をしていて、制作順に4なんじゃって思ったけど、色んな意見があるらしい。1っていうのも分かるけど、映像が3から4でいきなり昔の映像に戻って大丈夫なのかっていう気はする。(ハマる前に昔の映像を見て、はまれなくなる可能性があるっていうのもあるか) 5っていう意見があったのはよく分からない。理由なんて言ってたかしら? 1回目のそのくだりは「フォースの覚醒」の公開前だったから、最新作からみんなでみましょうっていう落とし所で終わったんだけど、今回の「ハン・ソロ」を観てからエピソード4を観るっていうのはありなんじゃあなかろうか。実は自分もまた見直そうかなって思った。
まあ、TSUTAYAに行っても借りないんだけどね。どうしても観たいのが3本あってそれを探してたら、スターウォーズのことは頭から抜けて、そこらへんにあったのを借りてしまった(旧作4本で値引きなので計4本)。
まあ今回も何本観れるかはわからない。今週末はシステマのセミナーあるし。セミナーあるから、ちょっとシステマの話でもって思ったんだけど思いの外長くなってしまった。
続けます。
今回のハン・ソロはコソ泥あがりのハンがチューバッカと出会いファルコンを手に入れるまでのお話。コソ泥だった頃の恋人のキーラっていうのがいるんだけど(もしかしてエピソード4とかに出てくる??)、この女性が超がつくほどいい女。まだ劇場でやっているので、どれくらいいい女なのかは是非観ていただきたい。
いい女っていうのは人によって違うとは思うんだけど、とりあえず美人で、仕事ができて、その上プラスアルファの強さがある。プラスアルファの強さっていうのは人それぞれだけど、「イングリッシュ・ペイシェント」でジュリエットビノシュ(僕が1番好きな女優さん)が見送るシーンで見せた笑顔がとても好き。別れになるのが分かってるから、引き止めたいんだけどそれを隠しながらの笑顔。色んな想いが入っていて複雑な表情がいい女感がスゴイ。
エミリア・クラーク(キーラ役)もまだ30過ぎたばっかりなのに、いい素晴らしいいい女感。そのエミリア・クラークの「世界一キライなあなたに」もいい映画(批判も結構あるらしいけど、僕は好き)、特に音楽が良いので、エド・シーランが好きな人は見て欲しいです。この映画のエミリア・クラークの眉毛の動き凄いからそれだけのためにも観て欲しい。
エミリア・クラークはさておき。
張太炎(蒼天の拳)が「いい女とやるのに命の心配なんぞしれられるか」って言ったいい女っていうのはこういう女性のことだと思う。
それにしてもこれくらい吹っ切れたセリフ言ってみたい。まあ言ってみたいセリフっていうのは、ちょっと言うシチュエーションが無かったり、吹っ切れすぎてて言えないだろってものが多い。どうしても。
映画にしろ、漫画にしろセリフっていうのは結構僕の中に残りやすく、いつか言ってみたいなぁとかとかなんとなく心に残ってるのは多く、好きなセリフトップ10みたいなのやってみたいけど、量が多すぎてキツイ。
なんかシチュエーション毎のだったらできるかいな。ベッドシーンで言いたいセリフトップ10とか。
それくらいシチュエーション限ったら、漫画と映画合わせても出来るかもしれないなぁ。
セミナー前にもう1本あげれたら、セミナー前の話。セミナー後になったらセミナーの感想でもあげようかなぁ。