だらっと和田パン

話が跳んだり跳ねたり行ったり来たり。映画とか、システマとか、漫画とか。ネタバレあります。

最近の僕

 

 2019年始まってそろそろ一か月がたちます。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
2019年は変化の年(僕にとって)になるらしく(母情報)、すでに多くの変化が訪れています。

 

1つ目はパソコン教室に通い始めたこと。3月で介護士の仕事を辞め、別の仕事に就くのでパソコンを習っています。今はとりあえずExcelの勉強中。楽しいです。新しいことを習うのが好きだっていうことと、自分でも新発見なのですが、パソコンをカタカタやってるのは意外と楽しいってことに気づきました。まだまだ、タイピングにも慣れてないので、肩に力入ったり、打ち間違えがとても多いんですが、呼吸しながらカタカタやっております。

 

2つ目はバー巡りを始めたことです。これはつい最近のこと。本当の目的はいい雰囲気に頼って女の子といい関係を築くというものでしたが、その前段階で失敗したために一人で行くことにしました。大学生くらいの時は、男がちゃらちゃらしてるのはおかしい。という前時代的な発想のもとに生きてたので、あまりお洒落なお店を知らない、お洒落なお店に行かない人生を送ってきました。そういう発想と離れてから長くたつので、いいかげんお洒落な店に行けるお洒落な男になろう、というかもうちょっと人生観を広げようということで始めました。

 

初めてのお店が外見がちょっと厳かな感じで入りにくいなあと思ってたんですが、入ってみるとすごくいい雰囲気で、店員さんも気軽に話せて良かったです。あそこでなんか嫌な思いをしてたら、挫折してたかもなぁと思います。紹介してくれた方本当にありがとうございます。
一か月に1,2回くらい巡ろうかと考えてますので、皆様のお店の情報、紹介をお待ちしております。

 

ちなみに初対面の人にシステマの話は受けます。というかシステマの話は誰にでも受けると思う。ほぼみんな知らないので、食いつきもいいし、知っていてもピーマンスタンダードさんを知っているくらいのものなので、うまく宣伝できればもっと人口増えるんじゃあないかと考えてます。僕はうまく宣伝できませんので、みなさんがんばってください。僕ももうちょっと話のネタとして提供できるように考えておきます。

 

ただ、バーに行っても自分は聞き役なんだなぁと実感しました。スタイル的には、能動的聞き役(積極的聞き役)を目指していきたいなぁとか最近は思います。アプライドなんかはまさにそんな感じです。僕的には。最近アプライドが楽しいです。

 

そもそもかなり人見知りが強いほうなので、新しいお店に一人で入ることも少ないので、結構自分的には進歩です。
紹介してもらったから入れたっていうのもありますが、一歩踏み出せて良かったです。あとTwitterで事前に呟いておいたので、引くに引けないっていうのもよかったですね。

 

 あと何個かありますので、まとめて。

最近は本が楽しいので、結果的に映画の本数が減ってきました。まだ、6本しか見てません。ちょっと積ん読が多すぎるっていうのも一つの要因ですが。。。徳を積むのは良くても、読んでない本をいくら積んでも焦るだけですね。


ステマ関連だと、シス東以外のクラスに初めて行きました(セミナー除く)。別に行かないようにしていたわけでも何でもないんですが、なんか一つの変化かなと思います。そこで、久しぶりの方とあって、ブログを読んでると仰っていただけたんで、もう少しブログ書こうかなと。システマのクラスに参加したくてもできない人がそれなりにいると再確認したので、少しでも最近のクラスの感じとか伝えられたら、ちょっとは役立てるかなと思いました。

 

大阪のザイコセミナー行くので、少なくともこれくらいは書かないとなぁと思っております。
大阪、東京、二つの比較から見えてくるものあたりで、うまくいけば3本。さらに最近のクラスとの関連とかもいれたらもう少し書けるかもなぁと思います。

手始めに去年の振り返りしてもいいかもしれないなぁ。

ステマ関連で大阪に行くのも実は初です。
バー行くか、おいしいものでも食べられたらいいなと思います。ザイコのセミナー疲れちゃうんで体力残ってないかもだけども。


そうだ。忘れてた。プリズナートレーニングを始めました。約3年半ぶりに筋トレ?リスタートです。
でもプリズナートレーニングって思ってたようなデカい筋肉をつける感じのトレーニングではないんですよね。表紙がオリバだから、筋肉大きくする系の本だと思ってたんですが、全然といってもいいくらいに違いました。しかも呼吸しながらやってるから、きつめのシステマレーニングやってるのとあんまり変わらないです。自分的には。


ステマーの方にもおすすめです。特にブリッジ。胸が強制的に開くポジションになるので、終わった後の呼吸が楽で、呼吸量が多く感じられます。大事です。きっと。腰痛予防にも効くとのことで、万人にお勧めできます。

 

リズナートレーニングはステップごとに細かく強度が分かれているので、女性にも簡単に始められます。っていうか女性におすすめしたいくらいです。ちょっと表紙と名前が買いにくいというのはあると思いますが。まあ今はネット注文できる時代ですからそれもそこまでのハードルにはならないでしょう。

 

変化してることにかまけず逆らわず。日々のトレーニングを積んでいきたいと思います。最後に頼りになるのはなんといってもフィジカルなんでね。

これを知ってほしいクリード2

書け。書くんだ。パン。

 

とのお達しがあったので早い段階で続きを書きます。

 

前回は前作とロッキー映画との比較をメインで書きました。でも今作は、ロッキー4を語らずには語れない作品です。

 

なぜなら今回アドニスが戦うのは、自分の父親、アポロをリング上で殴り殺したドラゴの息子。

 

イヴァン・ドラゴ。ロシアが生んだ最強のボクサーとしてアメリカにやってきます。なんといってもデカい。俳優の名前はドルフ・ラングレン。198cmあるそう。アポロと並んだ時、ロッキーと並んだ時ともにその身長差に驚かされます。スタローンは177cmしかないんで、22cm近く違う。そう考えると、ヘビー級っていうのはすごいところだなぁと思う。DCもジョーンズとかとよくやるよなぁと思う。でもなんてったってChampChamp。

 

当時のロシアの最新鋭のトレーニングとロッキーの泥臭いトレーニング方法などの対比と、今回のトレーニングの仕方なんかもまた見所です。ある意味4はトレーニング映画みたいだったなと見終わったときは思いました。

 

音楽もロッキーのころからはだいぶ変わってきましたね。昔はロッキーのテーマのようなクラシック的音楽から、サバイバーのようなロックだったロッキー映画。クリードでは黒人が主人公だからなのか、ラップが多い。僕はラップ好きだから今のもいいけど、シリーズの中ではEye of the tigerが好きですね。今回ちらっと流れるんじゃあないかなあとか思ってました。今回もロッキーのテーマが流れるタイミングが最高で、あれ流れると「うおおおおおお」ってなりますね。

 

実はロッキー4でアポロの入場曲をジェームス・ブラウン本人が来てやってるんですけど、今考えてみるとセックスマシーンを呼んできちゃうあたり、浮気性の部分を表してたのかなとか思ってしまいます。

 

 

ロッキー4でロッキーが勝った後、ロッキーはなおさら国の英雄として持ち上げられます。5ではその続きなのにいきなり破産するところから始まるんで、なんか印象に残らないんですが、もちろん勝者がいれば敗者がいるわけです。ドラゴ。サイボーグのような男で、きれいな奥さんがいて、でかくて強い国の威信。そんな男がよりによって、アメリカの男に負けるわけです。しかも自分の国で試合をして完全にホームだったのに、最終的にはみんながロッキーコールをしてしまう始末。ドラゴはその後、完全に国辱として国を追われてしまいます。

 

ここらへんもドルフ・ラングレン自身の人生にもかぶっていて、ドルフ・ラングレン極真空手の欧州チャンピオンであり、マサチューセッツ工科大学フルブライト奨学金で行っていたほどの優等生でありました。しかし、ミュージシャンの女性と付き合ったことをきっかけに、大学を辞めて、芸能界に入ります。その後ロッキー4で大成功し、オファーが多く来るようになりますが、すべてドラゴのような、ほぼ喋らないサイボーグのような役ばかりしか来ず、80年代の筋肉映画ブームの終わりとともに、仕事がなくなっていきました。そして、ロッキー4がきっかけで妻も失う。これは役作りでスタローンと一緒に住んでたのが理由なんですが、スタローンはブリジット・ニールセンと付き合ってるしで、ドルフとしてはやってられないよね。って話です。

 

 

前回のブログでも言ったようにスタローンも4以降人生がうまくいかなくなります。その経験からなのか、スタローンはやはり周囲の人間丸ごと救っていく漢ロッキーだからなのか、スタローンはいろいろな人を救っていきます。その代表がなんといってもエクスペンダブルズ。80年代に終わった筋肉俳優を呼びまくって、映画を作る。エクスペンダブルズに出る条件は破産してるか、離婚しているかなんじゃないかといわれるくらいすごい集団になってるらしいです。唯一まともなのがステイサムっていうくらいだから、そのやばさが伝わってくる。ドルフ・ラングレンももちろん出てます。

 

 

ロッキー6では自分に負けて落ちぶれたボクサーを食べさせてたし、そもそも、はじめのロッキーがそういう映画。ポーリーもエイドリアンも、そしてミッキーも同時に救っていく。最初は帽子を深くかぶり、眼鏡をかけ、おどおどしてロッキーの試合を見ることもできないよな内向的な女性だったのが、最後には帽子もかぶらずに、リングに上がるようになるくらい大胆になる。ロッキーがリング上でエイドリアンに会った時のセリフが「帽子はどこだ?」っていうくらい帽子はエイドリアンにとって外に出るうえでなくてはならないものだった。まあ、そこなん?って思ったことは思ったけども。

 

そんなスタローンが再びドルフ・ラングレンをロッキーの続きであるクリードへ連れてきます。完全なる悪者だったドラゴが、憎悪をもって再びロッキーの前に現れる。実の子供を連れて。国を追われ、金を失い、妻も失った。唯一残された息子に自分の唯一の武器である、ボクシングのすべてを厳しく伝える。

 

ここもドルフの自分自身の体験を生かしているとのこと。ドルフの父親は元軍人の教師で、厳しくドルフを躾けるとともに、精神的にも追い詰めていきます。その結果優等生という世間からの評価ではありますが、サイボーグのようなドラゴのような人生だったようです。

 

すべてを失った親子と、すべてを勝ち取ったアドニスとの因縁の戦い。

 

そんなありきたりのストーリーでロッキー、クリードは終わらない。

 

殴られ、倒され、それでも前に進んでいく。それはロッキーだけではありません。ロッキーを通して、アドニスへ受け継がれ、ロッキーと対戦したドラゴも4の最後にはサイボーグのような冷たい心を融かされ、人間らしい心を見せる。

 

 

人生という誰よりも強いパンチを打つ存在。誰もがそんな人生と向き合わなければならない時がある。だからこそ、ロッキー、そしてクリードは単なるボクシング映画では終わらない。誰しもの心に届く一作、それがクリード2なんであります。

 

ここだけでも押さえておいてほしいクリード2

 

クリード2。ロッキーファンにはたまらない一作になっていました。僕はありがたく一年分の涙を流させていただき、もう今年は泣かないことでしょう。涙腺がスタローンに弱い。

 

クリード2。2なので前作だけでも観てから映画館には行っていただきたいですが、ざっと内容をさらいます。

 

 

そもそもの発端はライアン・クーグラーという当時ほぼ無名の監督が持ってきたロッキーの続きを、太っ腹なスタローンがあっさり承諾。その案というのが、ロッキーの親友(恋人)だったアポロが愛人との間に産んだ子供の話。

 

アドニス・ジョンソン(マイケル・B・ジョーダン)これがクリードの主人公の名前。クリードという名前を使ってしまうと、いろいろとやっかいなので、自分を産んですぐに死んでしまった母方の姓を使っている。

 

このアドニス君はお母さんが死んだ後に施設を転々としていたところ、アポロの正妻に拾われる。その時に俺の父親はなんていうんだ?ってアドニス少年が聞いたところで、ドーンとタイトルコール。CREED。めちゃめちゃかっこよかったですね。

 

このアドニス君はアポロの正妻に拾われて、大学も卒業させてもらい、一流の会社に勤めている。だが、ファイターの血を受け継いだ彼にはそんな生活には耐えられず、裏ボクシングで戦っていたが、表の舞台に出てくることを決意し、会社を辞め。単身フィラデルフィアに行く。

 

 

ロッキーに会うために。

 

 

ロッキーはこの時はもうボクシングにはかかわっておらず、レストランの経営だけ。5,6を観ている人にはわかるのだが、ロッキーは破産をし、息子とはうまくいかずに、元ヒーローとしての話をレストランにきてお客さんにするくらいのことしかできなくなる。

 

これは、まんまスタローンの話であり、4が終わった後にスタローンはブリジット・ニールセン(ドラゴの嫁さん役)と結婚するために、今まで苦楽を共にしてきた妻と別れ財産を半分にされ(州の法律のため)、そのブリジット・ニールセンとも1年半くらいで別れてしまい、さらに財産が半分になる。さらにその後は映画も当たらなくなり、2006年のロッキー・ザ・ファイナルまで低迷期を過ごす。

 

5ではスタローンの実の息子セイジが登場する。ロッキーの息子は、あまり体が強くなく、学校でも馬鹿にされ、一人の人間、男としてではなく、常にロッキー2世としてしか見られない。その部分を描いたのが5,6であり、スタローンが息子に伝えたかった部分でもある。

 

現代社会とは異なる泥臭い人生を送ってきたロッキーだからこそ伝えられる言葉はあまりにも重く、今では僕の人生の指標ともなっている。

 

そして、不幸なことに現実では映画業界に入ってきたセイジ君は、うまくいき始めた時に血液の病気で死んでしまう。

 

 

クリードにはそういう部分にもフォーカスされていて、ロッキーの家の冷蔵庫に貼ってある写真は5の時の写真。つまり、死んでしまった実の息子の写真である。それがわかるロッキーファンはそれだけで、泣きそうになる。

 

 

死んでしまった実の息子のこともあり、アドニスを実の息子のように思い、育て上げていくのが前作のクリード

 

結局隠していた、アポロの息子だということが世間にばれ、ヘビー級のチャンピオンとの対戦を受けられることになる。この流れはある意味ロッキーとのつながりを感じ、節々に出てくる言葉やTシャツの文字などから、ロッキーファンは愛着を感じる。

 

ロッキーは4の時に親友のアポロの試合中に危険だとわかっていたのに、試合を止められず、タオルを投げることもできなかった。

 

そのためアドニスがチャンピオンと戦っているときにも危険を感じ、試合を止めようとする。もう十分だと。そこでアドニスはこう言い返す。「証明することがある」何を証明するのか「俺は間違いじゃない」。これはまさしくロッキーがアポロと戦うときに言っていたセリフであり、ロッキーが身体を張って証明し続けてきたことにつながる。

 

 

自分がBumでないことを証明するために、Going the distance with Creed.クリード(アポロ)相手に最後までやりきる。最後まで立っている。Creed には信念という意味もある。なので、信念をもって最後までやりきる。という意味にもとらえられる。これがロッキーのはじめである。

 

今回の予告にはこれを匂わせるセリフがある。リングで起き上がったアドニスにレフリーが名前を聞く「What's your name?」アドニスは弱弱しく答える。クリードと。レフリーがもう一度聞く名前は何だと。そこでアドニスクリードと叫ぶ。自分の名前の持つ意味に気づいて。

 

 

これがTwitterで言い続けてきた、Going the distance with Creedからas Creedに変わる瞬間です。

 

 

。。。書きたいことの半分もかけてないけど、2000文字行きそうなのでここでいったん終了します。今回はアドニスよりもほかのキャラクターが良すぎたんだけれどなぁ。

 

しかしマイケル・B・ジョーダンの肉体は素晴らしかったですな。本当に筋トレ再開しようかと思うくらい。プリズナートレーニングの本買ってこようかしら。

 

 

 

 

 

 

 

2019年の抱負のようななにか

2019年になりました。

皆さまいかがお過ごしでしょうか?

いつのまにか、前回の記事からひと月以上期間が空きました、との通知が来て、そこから書こうと思っているうちに、また1週間経ってしまった次第です。

2018年の反省やら、書くことはたくさんあったのですが、結局書けずじまいです。

まあストックはあるっちゃ、あるんですが。

2018年の終わりは、2019年色々と変化がありそうなきっかけの芽がたくさん出てきて、忙しい感じでした。今年は上手いこと波に乗れたらいいなと思っております。

正直、不確定要素が強すぎてなんとも言えないのですが、上手く行けばシステマセミナーとかには参加しやすくなるんじゃあないか、と思っています。

ただ3月まではクラス参加率、映画観れる本数ともに減りそうで、上手くやっていきたいなぁと思っています。

実際今年は上手くいかないと、映画100本観られない可能性さえありそうなので、一応目標でまた100本にしておこうと思います。

あと今年はアウトプットも増やしたいので、ブログ50本も目標にしたいなと思っております。

パソコンも購入予定なので、今までのiPhoneよりも3倍くらい早く書けるんじゃあないかな。

本は50冊継続かな。

あとぼやっとした抱負のような何かとして、弱ぶらないというのがあります。

怖がられるのが凄く嫌いな自分は、あえて自分を弱く見せることで安全な人を演じることが実は結構ありまして。

で、好きな映画の多くでダメな男、いい女。的なのをよく言ってたと思うんですが、そのダメな男をわざと演じてた嫌いがあります。

っていうのをふと今年の2日。大学時代の友達に会った時に思ったんですな。

弱ぶるというのは謙虚にならないということではなく、自分を卑下して縮こまらないということです。

これって真っ直ぐ立ててないなぁと。

なので、ある意味今年のコンセプトは「姿勢」とも言えるかな。

なんでこのタイミングでこれが起こったのか。

これは本当に日々のトレーニングの結果だと思うんですな。

きっかけとしては大学時代の友達に会う。っていうだけのものだったわけだけれども、それまでの色々な積み重ねがここにきてリラックスに繋がったんだなと。思うわけです。

いまだにトレーニングを続けているという、特殊な部類(らしい)なので、歳を重ねるごとに考え方も、身体も変化しまくってると自分では思ってるわけです。

なので、今までは大学時代というか、昔の友人に会う時には、過去を振り返りながら、昔の自分を演じてたわけですが、2日の時は、それがなかったんですね。メンツが良かったというのももちろんあるとは思いますが。

こういう変化は次の日朝起きたら元に戻ってるかなと思ったんですが、そんなことはなく、スルッと今までの重荷が抜け落ちた、もしくはブン投げてどっかにやったのか、栄養として吸収されたのか。と思うくらい、前の自分とは違うものになってしまいました。

なので、身体が極端に変わった、新しいことができるようになった、新しい技を習得した。というのとは全く違うのですが、1つの進化の形として、今までのトレーニングへの感謝があるわけです。

なので今年もトレーニング。

ステマに映画、そして読書、人との関わり。その他日々の生活の中でのトレーニングを怠れないなと思うわけです。

以上今年の抱負のようななにかでした。

そろそろブラッドセミナーを振り返りたい。

ブラッドセミナー東京

今回の印象は、というか2年前もそうだけど、ワークの数がとても多かった。

ステマ東京は色んなインストラクターのクラスがあるので、人それぞれの感じ方がリードに表れていてとても面白い。(宣伝)

印象を受けたワークも違うし、シェアする内容や方法ももちろん違う。

実際そういえばこんなのやったなーってことばっかりで、全然覚えてないんだなって思わされる。

毎度のことながら。

今回のセミナーのテーマは

Awareness, speed, power

一番最初にやったのは、集団の中から1人決め、他のワークをやりながらもその人の事を意識し続ける。というもの。

総勢150人くらいだとその人に気づかれないようにするのは難しくないけれど、常に意識し続けるのは難しい。他のワークに集中し過ぎたりすると、すぐに見失う。

また気づかれにくいということはつまり気づきにくい、渋谷や新宿で目をつけられても容易に気づけないんだなと、改めて怖さを感じる。

実際何かのワークをやっている時に、いつのまにかブラッドが横にいて、驚いた。

どれくらいそこにいたんだろうか。。。

あっ、今死んでたなっていう感じ。

ブラッドも苦笑い。

今回のセミナーではブラッドの意識が広く行き渡っている様を感じた。今の一件もそうだけど、キックのワークで2対1をやっている時、ボコボコに蹴られまくって、全然上手くいかんなぁと思ってると、not bad とブラッドに言われ、そのまま続けてと言われたので、へこたれずにワークに取り組めた。

また、ちょいちょいgoodと声をかけてもらえたりもしたので、改めてあの人数の参加者を把握してるっていうのは凄いなぁと思った。声かけてもらえると気にされてる感じがして、やる気にもなるし。

今回はちゃっかりデモにも呼んでいただけた。何よりビックリしたのはブラッドの身体。

デモは、首に当てられたナイフを肩の動きで避けるっていうワークだったのだけれど、ブラッドの首に触った瞬間、人間の身体ってこんな風になるの???っていう触感だった。

ブラッドはなかなか触れる機会がないので、しっかり触れたのはその一回のみ。

どんな感触って言われても分からないけれども、やっぱフィジカルが大事なんだなと再認識した瞬間だった。

ブラッドはデモの中で凄い動きとか、アンコンタクトワークとかもやってるけど、ああいうのは身体がしっかりしてこそのものなんだろうなと勝手に思った。

自分がフィジカル至上主義だからなのかもしれんが。

どうやったらああいう身体になれんだろうか。

ちなみに、今回一番印象に残ったワークは、ストライクの練習で、1、2と打ってくる相手に対して、1と2の間に相手にストライクを当てるというワーク。

タイミングだけで、軽いストライクでも簡単に崩せる。

これぞ、”timing beats speed” ってやつか、と密かに楽しんでいた。

その後のデモで、相手が1発目を打ってきた時に身体は避けるけれど、拳は相手のエリアに入れておくというのを説明していた。

これがユーチューブでよく言ってる “the fist is already here” っていうのの1つなんだなーと納得。

Speedとpowerに関してはほとんど説明なかったわりに、timingとprecisionに関してはしっかりワークやってたから、なんかタイトル違くてもいいんじゃあないかと思った。とはいえ、タイトル関係ないのはいつものことか。

僕はわりと考えてるけどね。

今更観てないとは言えない映画

沢山ある。

ETも観てないし、未知との遭遇、バックトゥーザフーチャーなんかも観てない。

そもそもSFが苦手だったのもあり、スピルバーグもこの前までちょっと避けてたようなきらいがある。

今号のブルータスではそんな特集をやっていた。(第2弾)

確か第1弾の時は黒澤明作品を一本も観たことないような状態だったので、それから比べれば観た本数もそれなりになってきたような気がするし、大分映画にも詳しくなったような気がする。

第2弾は本屋でペラペラめくってたら、町山さんのページがあって、そこだけ立ち読み。(いや、買えよ)

町山さんは観てない映画が思いつかないらしい。そりゃ、そうか。年季がなんたって違う。

町山さん曰く、映画は大体今までの映画のオマージュで出来ているから、それの元となる作品を観ていく。

そんな町山イズムを少しずつ受け継いで、(といってもなんの情報もないと全く分からないが)自分も過去の作品などを遡って観たりするようになったし、ジャンルの枠も気にしないようになってきた。

そんな中、クリード2が来年の1月11日に公開になる。ということで、ロッキーを初めて観た。(クリードは既に観ている)

こんなに面白かったのか。。。。

ロッキーは多分語られ過ぎてて今更語ることもない扱いなのだと思うんだが、こんなに面白いならもっと早く教えて欲しかった。

とりあえず今のところ、ロッキー2まで観た。ロッキー(1)は最高だけど、2は最悪。

なんてたって、はじめの5分で思いっきり泣かされ、ラストの5分で涙が止まらなくなる。

人生ベスト映画確定ですわ。

早く3からファイナルまで観たくてしょうがない。

ロッキーの良いところは、時代背景と自分自身を思いっきり反映していること。

ロッキーはスタローンが脚本を書いていて、アーウィン・ウィンクラーっていう制作の人に見せたところ、すごい気に入られる。そこで、売れない役者だった(当時既に30手前)スタローンは「俺が主演じゃあなきゃ、この脚本はやらねえぜ」的な事を言って主演を手に入れる。

が、当時全くの無名だったスタローンでは、全くというほどお金を貰えず、有名なアイススケートのシーンはエキストラを雇うお金が無かったために、2人っきりになったらしい。

結果として、あんなにいいシーンになっていて、金の問題でもないなと思ったりもする。

何が功を奏するかはやってみなきゃあ分からん。

他にもフィラデルフィアで実際に撮っていて、ペットショップなんかも実際のものをレンタル。エイドリアンがペットショップ屋にいるのは、籠の中の鳥として、自分を出せない羽ばたけない鳥としての暗喩。

ロッキーの亀は、冗談やムキムキの身体(甲羅)で自分自身を守っているが中身は弱い心を抱えている。

っていうか、みんな本当はそうなんじゃあないかと思ってるけど、世の中には自分の身体を鍛えない男もいるからなぁ。そういう人はよっぽど中身しっかりしてるんだろうな、凄いなぁと思う。

走ってるロッキーにオレンジを投げるシーンは、フィラデルフィア市民がボクサーのドキュメンタリーを撮ってるものだと思って、頑張れよ的な意味で投げたものらしい。

と、偶然の要素もロッキーという映画をとんでもなく良い作品に仕立て上げているのでもあるが、やっぱり何より良いのは脚本。

そもそもの時代背景はベトナム戦争敗戦、ウォーターゲート事件と悪いことが続いており、アメリカ全体が負けムード。プラス不況。

そんな中で復活の映画として打ち出されたのが「ロッキー」。

だからロッキーにとって勝ち負けは問題ではない “Go the distance” 最後までやる。やりきる。

落ちぶれた3流ボクサーが、リングネームのイタリアの種馬(stallion)を世界チャンピオンのアポロ・クリードに気に入られて、世界チャンピオンにいきなり挑戦できるというアメリカン・ドリームを手に入れる。

そういえば昨日の飲み会でミッキー・ロークがボクサーだったっていう話を聞いた。サントリーのcmに出てたとかなんとか。

ミッキー・ロークの「レスラー」。以前紹介したんだけども、この時のミッキー・ローク(ラム)はキリストのメタファーということで、ボロボロになり続ける。

ロッキーも同じ。ロッキーがアポロに何度も何度も殴られるのは、キリストが磔にされる前にボロボロにされることを表している。

それでもなおロッキーは立ち上がり、前に進み続ける。自分自身がゴロツキ(Bum)ではないことを証明するために。

もし”go the distance with Creed” 最後までクリード(アポロ)相手に最後まで立っていられたら。。。

クリードは信念という意味。つまり、信念とともに、最後までやり抜く。それこそが証明であり、エイドリアンが羽ばたくためであり、アメリカのためである。

ロッキーは自分自身のためだけには戦わない。エイドリアン、ミッキー、ポーリーといった周りの人達も一緒に引き上げていく。そしてフィラデルフィアアメリカまでを復活へと導く。

これを観て泣かずにいられるわけがない。。

しかもアメリカ人が好きな小物をチラチラと入れ込んでる。ラウンドガールやリングの鐘、物語の設定も独立200年の記念に合わせている。

立ち上がれ。ロッキーは再生の映画であった。

Get on up!!

間違えた。ゲロッパじゃあジェームス・ブラウンのsex machine だから違う意味になっちゃうよ。

エクセルシオール

エクセルシオールにおります。

“Excelsior” 。ドトールの高級版ということで、雰囲気はドトールよりも高級な感じ。でも吉祥寺のエクセルと、赤坂のドトールならそんなに大差ないんじゃあないかと思ったりも。赤坂のエクセルはかなり高級感あるけど。看板の色のせいかドトールの方がチープな感じはたしかにある。気がする。

“Excelsior”。ラテン語で「優れた、気品のある」もしくは「常に向上する」という意味の単語。常に向上するという方の意味を好んで使っていた、スタン・リーさんがつい最近亡くなった。

スパイダーマン、ハルクやアイアンマン、キャプテンアメリカX-MENなど様々なマーベルコミックの編集者にして、原作者。

この人はマーベル映画にカメオ出演しているのことでファンに人気らしく、また映画の中に探しに行かないといけないなと思わされる。そろそろマーベル観直したいところだったので、まあよし。

年末年始のシステマ難民になった時に、一気に観るっていうのはありかもしれない。また新たな発見があるかもしれないし。

来年の「キャプテン・マーベル」や「アベンジャーズ4」の予習もしたい。

スタン・リーさんがアメコミ界に持ってきた大きな2つの概念は、オタクのヒーロー化と、社会問題、政治問題を漫画に反映させることだった。

それまでのDCに見られた、バットマンやスーパーマンのようなマッチョなヒーロー像から、ひょろひょろのオタクをヒーローにしたスパイダーマン

多くの人々が共感できるのは後者なんじゃあないかと思う。スパイダーマンとかに勇気づけられた人はかなり多いんじゃあないかな。

少なくとも、小中なんかではずっと本を読んでるような、引っ込み思案だった自分としては、共感できるのはスパイダーマンの方。

伴うっていう漢字が読めないくらい小さい頃に観たのがスパイダーマンだったので、もしかしたら、あれが最初のアメコミ映画だった可能性は大いにある。

マーベルのみならず、アメコミ映画はだいたい好きなので、もちろんDCも好きなわけではあるが、超大金持ちのブルース・ウェインや、空も飛べる超人のクラーク・ケントよりは、ちょっと(かなり)頭のおかしいジョーカーとか、ヴィランへの方が引き寄せられる。

ヒース・レジャーが好きっていうのはもちろんあるけど。

スパイダーマンはもちろん、サム・ライミ×トビー・マグワイヤのスパイダーマンが好き。サム・ライミもオタクだし、トビー・マグワイヤは見た目がサム・ライミに似てオタク顔(ゴメンなさい)。当初はディカプリオでやるっていう話も出てたらしく、そこを断固として断ったサム・ライミは本当に偉いと思う。スパイダーマンがめちゃめちゃ好きだったサム・ライミ、どうしても自分で撮りたかったらしく、もともとあったスパイダーマン像を壊すことなく映画を撮ったのは本当に尊敬。ディカプリオの悪人顔じゃあスパイダーマンは向かないよね。

その想いが結果としてあの映画に現れてると思うと、オタクの力は偉大なりと思わざるを得ない。

初期のスパイダーマンと言えば “With great power comes great responsibility”

「大いなる力には大いなる責任が伴う」

サム・ライミの三部作の幹となってるのはこの言葉で、是非とも今度のアベンジャーズで使って欲しい。トムホに、ダウニーJr.かクリエバが伝えて欲しい。1番言わなそうなダウニーJr.が言ったら泣いちゃうかもしれないよ。

もう一つは、政治問題や社会問題をコミックに組み込んだところ。もともと僕なんかは虚構の世界に生きる、漫画脳、映画脳の人間なので、現実なんかは見たくもないのであるが、虚構とは現実の写し鏡なわけで、虚構の中に入っていくとどうしたって現実に辿り着く。それを最初に取り入れたのがスタン・リーさん。

アメリカだと(日本でもいくつかはそうだと思うけど)コミックの中にも政治問題だったり、社会問題が普通に入り込んでるからそもそもそこを分けたりなんかはできない。

キャプテンアメリカのTシャツだってそういう意味で着てる人もいるかもしれんしね。愛国者であるが故に、国を裏切らずにはいられない。

逆に「俺はアイアンマンだぜ」とか。

シビル・ウォーは別に童貞の70年漬けVS女たらしで金持ちのチャラいちょい悪親父、ってだけじゃあないのよ。

まあまあみんなで仲良くやろうぜっていうのが、デップーだったりするよね。デップーもスタン・リーなのかしらん?

時代はinclusiveness(包括性)ですからね。何でもかんでも分けて考えてたらあかんですよ。

何はともあれ

スタン・リーさんありがとうございました。

Nuff said!