だらっと和田パン

話が跳んだり跳ねたり行ったり来たり。映画とか、システマとか、漫画とか。ネタバレあります。

目を閉じると観えてくるもの

暗闇わーくの続き 暗闇にして目を閉じることで視覚を制限する。それだけでなく、靴下を履いて足音を消すことで聴力にも制限をかける。それによって、身体からの反応を引き出す。人間の気配を読み取る。そういう意味で見聞色の覇気っぽいなぁ。って。なんか漫画の話になると嘘っぽさというか、リアルじゃあない感じもあるけど、ミラーニューロンは見えないものにも反応するらしいから、十分に裏はある。はず。 今回は逆にその気配を消す話。になるのかなぁ。気配を消す中にはフォーカスをしないってことや、感情を出さないっていうのがよく言われることかなって思うけど、実際に自分の発する音を消していく。 立ち上がる。座る。歩く。普段からよくやってる動作にどこまで音が出るのか。をまずは認識する。暗闇ワークをある程度やってからやると、感覚が拓くので自分の音にも敏感になれる。音を出さないためには必要以上には動かない。テンションで動いてしまうと必要以上に動いたり、息が止まってしまったり。そうすると悪循環に陥りやすくなる。かといって大きく呼吸をして、テンションを出して行くと、呼吸の音が出てしまう。 ここで第2の呼吸と今年のザイコセミナーの絡みが出てくる。第2の呼吸は動作で呼吸を産む、受動的な呼吸。今回のセミナーでは呼吸を小さくして、動きを極力小さくしていく。小さくしていくことで、動きは見えなくなり、呼吸音は消えていく。それでも影響はあるよねっていうのがベース。 第2の呼吸をしていくと、呼吸が肺だけでなく、身体全体にまで広がり、さらに身体からはみ出していく。そうすると、もともと肺だけでしていた呼吸を、その枠をはみ出して大きなスペースでやるから、呼吸が小さくならざるをえない。 っていうのが2月の時に思ったこと 今回の暗闇ワークをやってみると、自分の音(気配)を消すためには意識(呼吸)を広げていかざるをえないと思った。音を立てずに動く→テンションで動かない→呼吸→小さい呼吸→感覚が広がる。 広げていくことで小さくなるのと、小さくすることで広がる。っていうのはある意味一緒なんだけど、呼吸が動きを産むっていうのと、動きが呼吸を産むっていうのと同じくらいには違う。自分にとっては。このなんか一方通行じゃないのがとても良い。 感覚をいつでも広げられるっていうのは大事だけど、広げっぱなしも生きにくい。ここら辺のコントロールもできるようになれるといいなぁ。 セミナーの時はよくわかんなかったけど、やっぱりザイコすげー。ってな話でした。