ネイティブとセカンド
東京喰種が終わってしまった。ついに。。
もっとも結末を読みたいと同時に読みたくないと思わせてくれた、最高の漫画の1つである。悲しい。けど、やっぱり最後もとても良い終わり方をして、(伏線の回収もたくさんあったろうに)満足させて頂いた。このような漫画に会えてとても良かった。
話としては、人間と、人間を食べる喰種(グール)がいる世界で、主人公の金木君が事故に会い、グールの臓器を移植されたことから、半分グールになってしまう。グールは人間の食べ物を食べられないので、金木君もグールの世界に落ちていくが、人間としてのアイデンティティも捨て切れず、グールにはグールの世界があることにも気づいていきながら、その葛藤の中でもがき苦しんでいく話。
もがき苦しんでいく話。。。
我ながらもっといい表現はないのかと思うけど、美少年が、もがきながら闇に落ちていくのを見るのはとても好き。映画だと松坂桃李君がユリゴコロや孤狼の血で、そういう部分を見せてくれてとてもありがたかった。
冗談はさておき。
最近は(ってこともないかもしれないが)力を突然与えられる。もしくは突然目覚める系が多いような気がする。
ようはネイティブとしての力ではなく、セカンドランゲージ(ランゲージではないかもしれんが)としての力。
東京喰種もそうだし、僕のヒーローアカデミアなんてのはもろにそう。ジョジョの一部での波紋もそうだし。承太郎はなんか最初から使えちゃうからなー。ちょいと違うかもしれん。ワンピースもそうっちゃそうかな。
力を手に入れてから使いこなすまでの話っていう意味では、ワンピースとかは微妙に違う気がする。承太郎なんか使える前提だし。
結構分類は難しいかもしれない。悟空とかはまだいいけど(最初から尻尾あるし)、ブリーチとか幽遊白書とかみたいに最後に実は親父は能力者でしたー。みたいなのもあるし。
逆にアナキン(今エピソード1観てます)とかハン・ソロとかは昔からパイロットとして生かされていたから、操縦は自然にできる。アナキン坊やのレースはネイティブ感が凄い。レース中の修理する感じとか、自然そのものだものね。あのレースまでと母親との別れまでのくだりだけで、8点台の評価あげられると思うんだけど、やけにみんな評価辛いなーと思う。
ネイティブとセカンドの違いって自然にできるか、使おうとして使うかってところが大きいんだと思う。自分だと英語を喋る時なんて、やっぱり使うっていう意識にならざるを得ない。聞くのはよく聞いてるからまだいいにしても、喋る機会は最近全然ないし、もともと日本語でもあんまり話さないから、余計に喋らない。からやっぱり苦手意識強い。発音も滑舌も良くないし。
システマネイティブのダニールがこの前まで東京にいたわけだけど、やっぱり差は大きいなと感じた(当たり前だけども)。どうしても自分はシステマを使う(システマを使うっていうのがそもそも不自然だけども)意識になっている。ダニールとしてはそれが自然の状態。自然だからこその強さがある。英語で夢を見るくらいの自然さが欲しい。
システマは身に付けるものじゃなくて、もともとあるものを使うっていうのが、救いといえば救い。
そういえば2代目ってことでいうと、ダニールってちょっとジョセフっぽいよな。と思ったり。
ミカエルがジョナサンっぽいかは分からない。ジョースター家は短命だから、比較のしようもない。でもジョセフは結構長生きだよな。
ネイティブとセカンドの話に気づいたのは、「僕のヒーローアカデミア」の影響が大きい。それにしても、タイトル長いな。みんななんて呼んでるんだろう。そういえば、8月3日に「ヒーローアカデミア」の映画が公開される。
7月はあんまり観たい映画なかったんだけど、8月は「Mr.インクレディブル」もあるし、「オーシャンズ8」もある。「アントマン」もあってまた楽しみ。
これから「Battle of the Sexes」観るので1回終わります。この後ちょっと「ヒーローアカデミア」の話したいのです。セミナーの振り返りは消化中のため、当分できなさそうです。