だらっと和田パン

話が跳んだり跳ねたり行ったり来たり。映画とか、システマとか、漫画とか。ネタバレあります。

映画と漫画の話

ユージュアルサスペクツ。

この前、知り合いの方が映画好きだと分かり、「映画好きなら観といた方がいい映画」として教えていただいた。

あんまり「映画好きなら観といた方がいい映画」とか「観てないと映画好きとは言えない」みたいなのには興味ないけれども、まあ話のネタにもなるし観とくか、と観てみた。

開始30分。いや、10分から違和感。

「あれ、これ5部(ジョジョ)じゃね??」

[ユージュアルサスペクツ]って有名な映画なんですかね?「映画好きなら観とく映画」って言われるくらいだから、それなりに有名なんだとは思うけれども、正直今まで聞いたこともなかった。

「それお前が映画知らんだけやで」言われたら、「あらそうですか」としか言いようがないわけではあるが。

そこまでまだ調べてはいないのだけれど、どうやら「予想を裏切る最後」とか「どんでん返し」とか言われる映画らしい。

らしいっていうか観たんだけど。

ここで1つ大きな問題。

サスペンス系は結構好きだし、それなりに本数も観てる。さらに、ここ3、4年で400くらいの映画は観てきたわけで。本もそれなりに読むし、読んできた漫画の量は結構なものでもある。

となると、ラストシーンも内容も知らなくても予想を裏切られることが、まずなくなるわけである。序盤である程度の選択肢が出て、中盤で選択肢が減っていき(たまに増える)、終盤で絞られる。

まあ、でもあんまりそういう見方はしない。先入観とかは、目を曇らせる時もあるし。なるべくフラットな状態で観る。淡々と。

淡々と観てるから、結局裏切られたりもしないが、それはもうしょうがない。もともとそんなに心が動く方でもないし。

なので、映画を観るときにどんでん返しとかは期待しない。そんなに。どういう展開に持ってくかはもちろん興味はあるけど。

それよりは今回みたいな、「あれっ?ジョジョじゃね??」とかの方が面白い。

元ネタを知ってる状態で、新しい映画を観て、「あー、なるほど。あのネタかー」みたいなのもいいけど。「あれはコレが元ネタだったのかー。なるほどー。スゲー。おもしろ。」ってなる時の方が好き。

この面白さみたいなのは、映画を観れば観るほど増していくし、教養が増えれば増えるほど増す。

「全ての教養は映画を楽しむためにある」

てっきり5部はゴッドファーザーだと思ってたけど、ユージュアルサスペクツ感の方が強いなと個人的には思った。特にボスが出てきたあたりから。なるドッピオって感じ。(ネタバレ)

そういやジョジョ展行かなあかん。

今回はジョジョだったけど、[羊たちの沈黙]なんかやっぱり色んな作者さんに影響を与えてて、東京グールはもちろん、刃牙にもそういう場面が出てくる。っていうか僕は刃牙にネタバレされた感じあった。

最近だとゴールデンカムイなんかは映画のオマージュが多い。[用心棒]とか。[用心棒]はそういえば[ボディーガード]にも出てきてたなぁ。まさかハリウッド映画で三船観ることになるとは思わんかった。

椿三十郎のラストシーン(逆抜き不意打ち斬り)をゴールデンカムイで土方がやってくれるかなぁと思いつつ、ちゃっかり永倉新八がやるんじゃあないかなーとか僕は期待してます。

あえて漫画の話多くしてみたけど、もちろん映画の中にも、昔の映画の話とか出てくる。それを見つけるのもいいけど、最近はどっちかっていうと、映画の中に隠された、昔の事件とか、時事的なネタを仕入れる方が好きかな。大体は町山さんが仕入先。笑

だって面白いんだもの。

なるドッピオ。で思い出したんだけど、メタリカってヴィランランキングだと人気ありそう。1回しか戦わないけど。結構上位行くんじゃあないかなと思ったけど、5部ってヴィランランキング高い人多そうやな。兄貴にしろ。キングクリムゾンにしろ。

久しぶりに5部読みたいな