ダニールのスペシャルクラス
スペシャルクラス(ダニール)
ダニールが最高すぎたので、ダニールのスペシャルクラスから書きます。
基本的に2日間とも先端から動くというのを基本にしてワークが組み立てられていました。セミナーの3日目にやった先端ワークを深めていった感じです。まずは呼吸しながら、先端から身体を動かして、歩く。たまにクルッと回転したり、上下動したりしながら自由に動きます。身体の一体感があると、先端の動きを小さくしても、身体が一緒に動くようになります。はじめのうちは寝っ転がって大きな動きから始めた方が分かりやすいと思います。
(この前のセミナー後のクラスでYインストラクターは先端ワークの後に、捻るワークを加えて、ローリングまで繋げており、見事なワークの組み立てでした。)
次はその先端からの動きを使って、向かってくるパートナーを避ける、もしくは向かってくる相手を先端からの動きで誘導し、相手を動かすことで、スペースを作る。
基本はこの2つ。それを1対2で行なったり、複数でやったり。
ダニールのワークはどれも楽しいものが多く、みんな楽しみながら、いつのまにかアンコンタクトワークを普通にやってるっていう。すごいものでした。
普段はワークの時に難しいなとか、よくわからないなどと考え込んでしまい、言葉に惑わされてしまったりしますが、ダニールは楽しいワークとして成立させていて、とてつもないなと改めて感じました。
今回のセミナーで1番印象に残ったのは、ダニールの質感。たまたま最近は質感を感じるワークによく取り組んでいたせいか、ダニールの柔らかさをとてもよく感じられました。
目には映るのにいつのまにか風景と同化していて、全く捉えどころがなくなる。本当にふわふわしていて、さわれるような気がしませんでした。どうしてそうなったのかを僕の飲みの師匠、、ではなくシステマ仲間の1人が聞いていましたが、答えはあっさりPracticeでした。
スペシャルクラスの中で、特に印象に残っているワークは、握手やハグをしてくる相手をコントロールするワーク。
握手してくる相手を他の人とマッチングさせたり、単にコネクトを切ったり、ダニールの代名詞的な握手してきた相手を崩していく(今回はあんまりやってなかったですね)というもの。
結局やってたのはコネクトをすることと切ることなのですが、それを先端からの動きでやると、楽に自由に 避けることもできるし、コネクトすることもできるし、コネクトを切ることもできる。
その実験がダニールの特別クラスでした。
水曜日は先端からの動きで、人混みをすり抜けるワーク。人混みの中、VIPをエスコートするワーク。その他には、3人組で恋人をエスコートしているところにもう1人がアンコンタクトで奪いにいくというもの。奪うというと手荒い感じになりがちですが、アンコンタクトでやるとそういう感じはありません。というか、手荒い感じを出すと上手くいかなくなるという、実にシステマ的なワークでした。
ダニールがこういうワークをやると、自然についていってしまう、というかついていかないと逆にテンションが入るので、付いて行かざるを得ないのです。見てても、受けてても凄すぎてついつい笑ってしまいます。 テンションを感じさせないで方向のみを与える。とダニールは言ってました。
奪うワークをやった後は、エスコートしている人もまとめてコントロールするっていうワークです。エスコートしている人もまとめて、いつのまにかエスコート下に入るというなんとも不思議なワークでした。
そのあとは複数人のコントロール、止まっている相手をコントロールするパターンと、自分に向かってくる相手をコントロールするパターンをやりました。人によっての個性がよく見えて、これまた面白いワークでした。
その他火曜日にはエスコート(本当はただ立ってる相手ですが)している相手を使って、向かってくる相手を崩す、相手が自分に触れないようにすると言ったようなワークでした。
エスコートっていう意識は、システマ的には大事なのかもしれませんね。おもてなしでもいいですが。何かしてやろうというよりも、気持ちよく動かしてあげた方がお互いに気持ちが良い、Confortableになれるということかと。
セミナーの振り返りに繋げようかと思ったんですけど、ダニールのスペシャルクラス最高すぎて、これでひとまず終わりにします。
7月にもダニールくるので、是非みんなでセミナーに行きましょう。東京のは申し込み始まったようです。
(大阪も行っちゃいたいなー)